花と邂逅

小・中学校を不登校と保健室登校で過ごした自分を振り返ってみます。

     ▷  小・中学校を不登校と保健室登校で過ごした自分を振り返ってみます。社会不安障害、元・起立性調節障害です。

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外に出たくない理由と不安要素と対策

 

 

 

冬だし寒いし面倒だし怖いし外に出たくない!ってことで、現状打破のためにあれこれ考えてみます。

 

 

 

 外に出たくない理由

一番は、外に行くのが不安だから、です。外に出ると何をするにも不安で、それを考えるだけで出かける前からもういっぱいいっぱい。あとは、面倒だからという理由や不登校になって外に出ることが習慣では無くなってしまい、ちょっと散歩に行くのでも結構な労力を使うからしんどいって部分もあるかなと。外に出てしまうとわりと何てことないときもあるんですが、今から準備して外に出るって考えたら腰が重たいですね。

対策としては、服選びなどの準備時点で挫けてしまうことが多々あるので、それを短縮できればもっと出て行きやすくなるのかなあとは思います。

 

 

 

 

 外に対しての不安と対策

不安要素が多いのでひとつひとつを書きだして対策などを考察してみます。とりあえず想定外のことには出会いたくない。

 

 

 人の視線が気になる、怖い

これがなくなれば何でもできるんじゃないかなとさえ思ってます。視線恐怖症。授業で発表したりも苦手ですし、大勢の人前でなにかをする機会があれば逃げだすくらい怖いです。人の視線が怖いのは、見られる=悪口を言われるという考えが自分にあるからだと思うんですが、外にいるときに考えるのは、「服が変じゃないかな」「笑われてるんじゃないかな」「自分の顔がどう見られているんだろう」と、周りからの評価を気にすることばかりのような気がします。見た目のことが多いですね。かなり気を使っていますが(つもり)それでも気になってます。肌荒れやニキビができているときには特に外に出たくない気持ちが強いです。

ですがこれはひとりのときに限りで、友達と一緒にいるときには全然気にならないです(肌荒れは気になりますが(;;))。友達との会話に必死で他を見る余裕がないからですね。ひとりの時にもこうなるといいんですが、他に集中することがないので。でも目的の物がある本屋さんや図書館は比較的居やすいように思います。

 

□ 対策

見た目では、メイクをしたりお気に入りの服を着たり、自分に自信が持てるようにしています。これで外に行く気がかりはかなり小さくなるかなあ。でも明るい服はまだ着れないです、目立つんじゃないかなと考えてしまったり;メイクはまだ学生だし肌も弱いしがっつりしたくないので、ベビーパウダーだけ軽くはたいてます。肌荒れがひどいときにはCCクリーム+ベビーパウダーや、マスクをしています。あとは髪型変えたりすると、新鮮な気持ちになっていろいろ吹っ切れたりすることもあったり。

 

心の方では、とりあえず考え事をすることです。そうすると案外周りが見えなくなります。ですが悩み事や悪いことを考えるとリフレッシュにもならないので、楽しいことや欲しいものを考えるのが一番かなあと!自分の場合は今日のご飯なんだろうなあとかテレビ何があるかな、とか。その場所に関係ないことが多いです。

あとは、音楽を聴く。これテンションも上がりますしおすすめですが、残念ながら私、イヤホンつけてるのがどう思われるのかなってことが気になって付けて外出することができずにいます。Walkmanとかはポケットにそのままいれるのでいいの?イヤホンってどの形がいいの?って具合に気になることが次々出てきて準備に疲れてしまって結局やめたり。

 

そして大切なのは、相手の立場になって考えることだと思います。自分がどう思われてるかなってことでいっぱいいっぱいになってしまうんですが、反面すれ違う人のことはまったく覚えていないです。服とか顔とか。自分のことに必死なので周りが見えていないんですね、ということでこれを利用。今すれ違った人は全然自分を見ていないし興味もないわーって思うとすごく心が軽くなります。あとは学生や若い集団は避けたり、男性は少し距離を置いたり。物理的距離はすぐに安心感を得られるので、逃げられることからはすぐ逃げるようにしています。

 

 

 準備が面倒くさい

一旦外に出るとなんてことないときがあります。かなり稀ですが。こういう場合の心の引っかかりは、準備が面倒だということ。服決めて、髪を整えて、バッグ決めて、メイクして、持ち物入れて、靴決めて、ってしているとそれだけでやる気がなくなってしまって。もともと弱い覚悟だというのにこの準備のことを考えると、、一瞬で挫折ですね。これは性格もあるとは思うんですが、自分は特にこだわりが強いのでうまく妥協ができない。外は寒いけど今日はこれが着たかったから薄着で、とか。後々の体調より見栄えがいいものを。これは直さないとなあと常々思っている点です。

 

□ 対策

前日に服を考えておく(できれば2パターン)。あたたかい日と寒い日用ですね。これでかなり負担も減りますし、出かけよう!と思った気持ちが折れる前に出かけることもできます。あとは、誰も自分を見ていないと考えて準備を念入りにしないこと。近所への散歩だけで毎回毎回メイクなんて面倒ですし。

 

 

 

 行きたい場所じゃない

私、学校に行く時には嫌すぎて自転車を漕ぐのがすっごく遅いんですが、家に帰るときには嬉しいのでめちゃくちゃ早いんですよ。これと一緒で、楽しみな場所には腰も軽いし、行きたくない場所には腰が重い。でも行きたくない場所にいくことのほうが多いんですよね、てことで困ってます。これは意識の改善でだいぶ違ってくる気がしています。今から行く場所を敵陣と考えずにいいところを探すと少しでもマシな場所に思えてくる、はず。

 

□ 対策

帰ってきた後の楽しみを作る(アニメ見るとかおいしいものを食べるとか)、思い切って心を無にする、が自分の主な対策です。心を無にするというのは行った先での出来事を考えないようにすること。流れに身を任せるのはとても難しいですが、行く前のシュミレーションで自分の体力精神力を削っているような気がするので、出来る限り何も考えないようにしています。あとは、人生の時間のうちの1時間、20分、と視野を広く持てば別にそんな大したことでもないかなって気が楽になるときもあります。新しい出会いがあるかもしれないと思うと楽しくなったり。

 

 

 不安要素が多い

例えば新しい場所に行ったり、知らない人ばかりの輪に入ることになったとき、自分には不安しかありません。不安というのはかなり厄介で、やる気も平常心も一度に失ってしまいます。昔は新しい友達かできるかな、と多少のわくわくがありましたが、今では99パーセントの不安と1%の期待です。不安要素というのは行き先によって様々ではありますが、共通しているのは「自分を変に思われないかな」「受け入れてもらえるかな」「嫌な人がいないかな」ということ。不登校中に人とあまり話さなかったことと小学校時代に無視され陰口を言われた経験が相まって、人間関係を築くことが怖くなっているように感じます

自分はなんでも”完璧にしないといけない”と思っていて人前で失敗することを人生の終わりのように恐れているのですが、それによって余計に自分に課題を課してしまい不安要素も増えています。ですがこの考え方はすぐに直るものでもないので、少しずつ自信をつけて緩和できれば。

 

□ 対策

まだ行ったことのない場所に対してあれこれと考える(妄想する)のはやめること。こういう場所だから嫌だ、と行ってもいないのに自己完結をしないことに気をつける。これはまだまだ要改善というかいい方法が見つかっていないのですが、、。場数を踏むというのが一番の確かな方法であり、近道でもある気がします。

 

 

 

 道がわからない、場所がわからない

これは上記の不安要素の中に含まれているものなのですが、私は方向音痴でして、新しく行く場所のことは全て把握しておかないと不安です。建物をめざす場合、あらゆる天気を考え自転車と徒歩、バスでのルートをそれぞれ考えますし時間も細かく逆算します。建物内の部屋をめざす場合、まずは建物内の地図を調べて目的の部屋を把握し、その場所までのルートを頭に叩き込んでから行きます。そうしないと不安だからです。これは自分では苦と思っていないですしこういう性格だからと受け入れていることですが、やっぱり疲れてしまいます。

普通の人だと、行ってから考えよう、迷ったら人に訊こう、と思えることが自分にはできません。予想外のことに出会うと上手く対処ができなくなります。でも本当は恐れているだけで実際に迷ってみるとそんな大したことでもないような。

 

□ 対策

私の場合はこの完璧主義をどう崩していくかということですが、新しい場所に行くのが不安な場合、行き先のことを知っておくというのもひとつの緩和法になるんじゃないかなと思ってます。部屋まで調べて細かくシュミレーションをする必要はありませんが、大まかな情報というか、その場所のSNSを見たり。なんとなく空気感は掴めますし親近感も湧いて行きやすくなるんじゃないでしょうか。

 

 

 

 外が怖い

漠然と感じる不安と恐怖によって外に出たくないから、です。変な人と出会った、事件に巻き込まれた、特定の場所が苦手、人が怖い、別になにもないけど嫌だ、などいろんな場合があると思います。自分の場合は外に行くことが少なく、そのぶん外で起きた出来事がすごく大きなことになるので上手く流せず、引きずって何日か家から出ないこともしばしば。これは心身が弱っているときに特に顕著なように思います

 

□ 対策

今のところ効果のある対処法は見つかっていません。気分が沈んでいるときには、思っても実行することがすごく難しいので、そのときの具合によって対応を変えることでしょうか、、、行きたくないって引きこもってたらまた外に出にくくなるので無理にでも外に出た方がいいのかなと思うときもありますし、無理して楽しめなかったら意味がないしと思うときもあって、でも結局外への不安感と恐怖感はなくなってないよなあ。

 ”外に慣れる”ということが一番だと思いますが、その慣れるまでが頑張れないんですよね。

 

気分が落ち込むっていっても精神が疲れてってときもありますし、女性だと生理前なんかは心身共に不安定になります。生理での場合だとなんとなくでも終わりが見えるので今だけだ、と安心できますが、精神が疲れての場合には終わりも見えず何も出来ずの底なし沼のようなものです。

私は、精神的に疲れてもうどうしようもないと思ったときには心療内科抗うつ剤デプロメール)をもらっています(うつではなく社会不安障害と診断されています)。薬によるメリットは、飲んでいるから大丈夫という安心もあり比較的元気にでかけることができるようになること。デメリットは、お金がかかること、依存性があること(無ければ生きていけないとまではいかなくても、薬がないと心配で何事も踏み出せなくなったり)、中枢神経に働きかける薬なので神経を助けられても体にいいものではないということ、など。私もこれからずっと飲むのもなあと思い、ものすごく落ち込んでいた時期以来服用していません。でも外への恐怖・不安をなくすのには一番効く方法ではあるかなと。あとは心の話になりますがカウンセリングも効果的だと思います。他人に外が怖いと話を聞いてもらうだけでずいぶん楽になりますし、外に行く口実もできて一石二鳥です。

 

薬は飲めない、飲みたくないということであれば、友達と遊ぶ予定を立てたり、外での楽しい予定を作るのがやはり一番だと思います。自分のペースでもいいですが、人に引っぱってもらうことで経験できることもたくさんあると思うので。

 

 

 

 

 

 まとめ

外に出ることでこんなに理由があったらそりゃ面倒だよね、と自分を肯定しつつ正当化し、励ましているところです。不登校の子でも、外に出ることがまったく苦にならない子もいますし、私と同じでしんどいって子がいます。この差はなんなんでしょう、、性格ですかね。インドアかアウトドアか。私は言わずもがなですね。

自分と同じように思っている方と話ができれば楽しいし馬も合うのかなと思うことがありますが、思うだけで実行にはうつせていません。地方ってこともあり実際に会って、ってことは難しいかなあ。前にニュース番組で引きこもりについて特集されていましたが、自分がこういう立場になると、まず集まりに行こうと思ったことがすごいことで、そして実際に行った方は本当にすごいなあと、心の底から思うんです。自分に足りないのは勇気と根性ですかね。わりと肝心なものがないみたいです。