花と邂逅

小・中学校を不登校と保健室登校で過ごした自分を振り返ってみます。

     ▷  小・中学校を不登校と保健室登校で過ごした自分を振り返ってみます。社会不安障害、元・起立性調節障害です。

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□ ハードカバーの本が好きです

この前、図書館に行ってきました。そのときにふと、本をあまり読まなくなったな、と考えまして。なんだかしみじみと。
高校生になってより一層勉強しなきゃいけないからとか、たぶんそういう理由ではないんです。中学時代のほうが今よりはるかに勉強してたと思いますし。

一番の理由は、スマホスマホを買ってもらったのは高校からで、それまでは家での時間をもて余していまして、、今もなんですが。不登校中、家ですることといえば、パソコンか勉強か読書。ほんとうにこの3つで生きていた気がします、中学時代。
それが今はなんでもスマホで見るようになって、調べるようになって、持っていないと手持ちぶさたで不安になって、本を最後まで読まなくなったのはこれだろうなあ。
前は寝る前にもベッドで本を読んで母に注意されて、今はそれがスマホに代わって母に注意されて、なんだか"時代"という一言では片付けられない侘しさがあります。恥ずかしいのかもしれない。一日のほとんどの時間何かの画面を見てます。家族と話すときでさえもスマホを片手に持っています。恥ずかしい。得るものはとても多いけど、その分現実で何かをなくしたり取り零したりしている気がしてなりません。
と、今これを書いているのもスマホでなんですが。ずいぶん変わってしまいました。狂ったかなとも。食事中にもスマホをするようになってしまったら自分は元には戻れなくなるような気がします。


そんなこんなでスマホを得てからは、本を借りても最後どころか半分までも読まなくなりました。しかも、借りていたことを返す日が迫った頃に思い出したりもします。なんだかなあ。もちろん読み終わった本もたくさんあります。
昔だと"おもしろいか分からないけどとりあえず最後まで読んでみよう"っていうところが、今だと"おもしろいのを読みたい"になっている感じ。おもしろいかどうかは読み終わったときに判断できるんですけどね。

結局は自分の心がけといいますか、何をしていてもスマホが気になるっていうのは病気ですもう。きっちりと区別をつけられるように善処していきます。
昔のほうがよかったなって、いつになっても言うんだろうなあ。


閑話休題


桜庭一樹さんの「砂糖菓子の弾丸は撃ち抜けない」が、ときどき思い出して読みたくなるくらい記憶に残っています。ずいぶん前に読んだ本だと、石川宏千花さんの「UFOはまだこない」。こちらは児童書で小学生のときに初めて読んだんですが、それからの5年間、今でも何度も話やタイトルを思い出します。
佐藤多佳子さんの一瞬の風になれがまた読みたいです。おもしろい本はいつまでたってもおもしろい。でも初めて読むときの年齢は結構重要だと思います。時期を間違えるとそれはおもしろくない本としてしまうので。難しいなー。
あと本は漫画も含め絶対に実物(紙)派です。電子書籍は読んだ気がしないんですがこれも慣れてしまうんでしょうか。紙の質感やページをめくる音がとっても落ち着きます。