□ 無稽、君の名は
深夜や早朝に雷の音をきくとお腹がぎゅるっとします。昼間は平気なのになんでだろう、実は自分は雷が苦手だったりするんだろうか。と考えたところで、夜は人が動く気配がないからと気がつきました。普段見えないものがひとりのときには露呈するから、そのせいですたぶん。ということは昼間は人がいるから本当に平気なのか見栄を張っているのかどっちだ。
最近不安定な天気が多くて困りますね。しかも大雨です。毎年異常気象なんて言われていますが今年はまだ関東にしか来ない台風といい特におかしくなっている気がします。でも台風が沖縄から通るものというのは今までの話であってこれからは関東から通ることが当たり前になるのかもしれない。当たり前はこれまでの積み重ねであることを自分はときどき忘れます。固定観念の境目が難しいです。
朝っぱらからなんだかよくわからない話をしましたが、朝にこんなに考えることなんて貴重です。今日はなぜか頭がばっちり冴えています。夏も終わりかけなので立ちくらみもだいぶ楽になってきた気がします。まだ全然ひどいけども。動けるというか、動くようにはなりました。
それから、先日の26日に君の名は。を観に行ってきました！少し感想とネタバレがあるので、これから観に行かれたりする方はお気をつけて、大したものではありませんが一応行間を開けておきます。ばっちこいな方はスクロールでどうぞ！
今年一番（暫定）おもしろかったです！！！深海監督は秒速5センチメートルとか、あの映像美も相まっての観賞後しばらく落ち込むエンドが多いので今回もそれかなと腹を括って行きましたが、その覚悟はこれからはもう要らないのかなと。メジャーになるという表現はおかしいけど、年々、深海監督の新作映画のCMがテレビで多くなるたびに確かにエンドも優しいものに少しずつ変わっていっている気がします。自分は考察とか深読みとかそういうのは全然できなくてただ感想を言うことしかないのですが、今回はいい意味でも悪い意味でも見やすくなったと思いました。寂寥感は明らかに減っているけど、あの終わりですれ違っていたら自分は確実に1ヶ月は落ち込んでいた。
キャラデザや音楽などいろんな角度から入りやすい映画で、だからこそ見やすく、キャッチーになった感じがしますが、自分が一番おもしろいと思った深海監督作品が君の名は。になった時点であれこれ言うことではないな！あのどうしようもない寂寥感が漂う空気感が好きだからこそ変化が寂しくいろいろ書きましたが、どちらも好きです！！君の名は。が一番おもしろいと思ったので、自分もあれこれ考えるよりハッピー、、かはわからないけど良いエンドを望んでいるのかもしれない。
自分は深海監督のファンでありRADWIMPSのファンであり神木さんのファンでもあるのでとにかく好きなものが詰まった映画でもありました。特に音楽がよかった。RADWIMPSの音楽は好きな自分から見ると、聞きやすさと普通ならんん？って思ったりする危うい歌詞とのバランスが群を抜いていると思いますし、なにより作品の統一性がすごかった。前前前世がいきなりOPらしきもので流れたときには驚きました。あとそこの最後で三葉ちゃんと瀧くんが別方向へ走っていたのでそこでざわっとしたけど、本編の最後はふたりが出会って本当によかったです本当に。
あと前前前世という曲名から隕石が落ちて何度も転生しているのかと思っていましたが、タイムワープというかタイムラグものでしたね。タイムワープ（タイムリープ）ものは難しい話が多いけど、これはちゃんと自分で落とし所を付けられる、見やすい作品だったと思います。とりあえず、小学生のときに初めて読んだCLAMPさんのツバサよりは幾分優しいと思う。あれ今でもあんまり意味がわからない。
本編では、妹の四葉ちゃんがとってもかわいかったです！あと先輩！先輩のおかげでこの映画には人と人との心の距離や人が変わり行く時の流れがありました。CMで隕石が落ちたせいだと思っていた爆発は人為的なものでそこもおもしろかったし映画館で観るとより一層迫力がすごかったです。あと泣きました。自分は涙もろい方ではないんですがまさか泣くとは思っていなかったのでしてやられたりです。最初の最初のから最後の最後まで、音楽が本当によかったです。さっきもいったけど。自分はアニメしかりドラマしかり映画しかり音楽が半分くらい目当てだったりするので、あの音楽がなければこんなに感動しなかったと思います。もちろん作品だけでもきっと泣いてた。自分はエンドロールの歌が特に好きです。
あと2回ほど観に行く予定なので、またじっくりいろんなところを観てきたいと思います。映画館で観るとテレビの何十倍も心に引っ掛かるシーンがあります。お金はかかるけど、それだけの価値があると思う。
